50代は特に交通事故に注意

日本は長寿国であり、80を超えるまで生きる人はたくさんいて、50代はまだまだ若いとイメージする人がいるかもしれません。
しかし、人間の体はどうしても衰えてしまうものであり、特に50代になると交通事故に注意しましょう。
交通事故による死亡者数は年々減少しているのですが、中高年層の交通事故の死亡者数は増加しているのです。
特に中高年が歩行中に事故にあってしまうケースが増えています。

これは加齢によって身体機能が低下してしまっているせいであり、注意力や判断力、運動能力などが50歳頃からどんどん低下してしまうのです。
ただし、普段から運動をする習慣があるならば、認知力や判断力を向上することができ、50歳になったとしても元気でいることは可能です。

中高年による交通事故の特徴として、横断禁止の場所で横断をする、信号無視をする、信号点滅時に横断を開始するといった点があります。
これらは自分の普段からの意識によって防ぐことができるでしょう。
中高年になると運動能力が衰えてくるのですが、それを本人が自覚していないために交通事故を起こしてしまうことが多いのです。
特に歩行速度が遅くなっているのであれば、明らかに運動機能が低下していることが分かるため、注意しなければいけません。

運動が交通事故を予防する

まず、中高年になったらどうしても運動をする習慣がなくなってしまうケースが多いため、軽い運動を始めてみましょう。
これによって、不注意や不確認、判断ミスによる交通事故を防げるといわれています。
短時間の軽い運動であっても、右脳の機能が働くようになるのです。
たとえば、ウォーキングや軽いジョギングといった運動を10分間行うだけでも問題ありません。

もし、普段から上記のような軽い運動すらほとんどしていない人は、とても危険な状態にあると考えましょう。
ただし、運動しなければいけないと考えて強度の強い運動をする必要はありません。
それは身体に大きな負担をかけてしまい、疲れてしまって逆効果になりやすいです。

たとえば、通勤の行き帰りで歩く時間を長くするだけでも運動としては十分効果的です。
あるいは、階段の上り下りであっても、それを1日で何度も繰り返していれば、立派な運動となるでしょう。
また、普段から意識的に歩く速度を早めることも大切です。
交通事故が起きてしまうのは道路や横断歩道を渡っているときが多く、このときに歩くのが早ければ事故を未然に防げるでしょう。
歩行にはさまざまな筋肉が関連しているのですが、歩行速度を早めるためにはとにかく歩くことが大切です。

普段から意識して早く歩くことを心がけることによって、交通事故を防ぎ、健康的な体を手に入れることができるでしょう。
また、軽い運動をすることでストレス解消の効果も期待でき、メリットはたくさんあります。