ジムに通えない高齢者におすすめの体操を紹介

大阪市と吉本が共同制作して体操の動画

高齢者に元気になってもらおうとする試みはたくさんあります。
高齢者が自立した生活を送れるようになれば、介護の負担も減るため、結果的に他の世代の人達にも恩恵があるのです。
大阪市では吉本興業と共同して「いきいき百歳体操」という介護予防に効果のある運動を取り上げた動画を制作しました。

大阪市では身近な場所において、誰でも気軽に参加できる介護予防活動を推進しています。
そのために、「介護予防に効果のある住民主体の通いの場」の開催を大阪市は支援しているのです。
この集まりでは、「いきいき百歳体操」を高齢者が実際に行っています。
こちらの体操が収録されているDVDの貸出もしています。

また、リハビリテーション専門職を派遣し、体操のサポートをする試みも実施しているのです。
現在、通いの場が大阪市には500ヶ所以上存在しており、今後はますます増えていくでしょう。
国ではこのような通いの場を設けることを推進しており、大阪市はとても積極的なのです。

より多くの人に百歳体操に興味を持ってもらおうとしている大阪市は、そこで吉本興業に協力を依頼しました。
そして、吉本興業と共同して動画を制作し、これによって高齢者が楽しみながら体操を続けられるようにしているのです。
実際の動画には吉本新喜劇のメンバーが出演しており、笑いをちりばめながら自然に体操を身につけられるように工夫しています。
現在では、「いきいき百歳体操」だけではなく「かみかみ百歳体操」や「しゃきしゃき百歳体操」といったものもあります。

どのような体操なのか

こちらの体操は椅子に座って行うのですが、映像に合わせて準備体操や筋力運動、整理体操の3つの運動をできます。
これらの運動を通して運動機能を向上させることができ、日々の生活に必要な筋肉を鍛えられます。
その結果、怪我や転倒を予防することができ、健康的な生活を送れるようになるのです。

実際には手首や足首におもりをつけて行うことによって、筋力を鍛えられます。
このおもりについては、それぞれに合わせたものにするべきであり、10段階で調整できるようになっています。
50歳を過ぎるとどんどん筋肉が減っていくようになるため、百歳体操によって筋力の衰えを防ぐのです。
1回30分のこちらの体操を週に2回以上行うことが推奨されています。

また、「かみかみ百歳体操」では、映像を見てそれに合わせて口や舌を動かす内容となっています。
こちらの体操では、咀嚼力や嚥下機能を向上させることができるでしょう。
さらに、しわや頬のたるみを予防する効果も期待できるのです。

「しゃきしゃき百歳体操」では、映像に合わせて頭と身体の両方を同時に動かします。
これは判断力や注意力を高める効果があるため、物忘れや認知症の予防に役立つのです。

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