横隔膜ストレッチというものを紹介します
横隔膜ストレッチとは?
横隔膜は、肺のしたにある膜であり、肺を動かす役割をしています。
横隔膜が動くことによって、肺を動かし、呼吸することが出来ます。
通常3cmから4cmぐらい動きますが、動きが悪くなると1cmから2cmぐらいしか動かなくなります。
横隔膜の動きが悪くなると、空気を浅くしか取り込まなくなるので、体への酸素供給量も減り、体に悪影響を与えます。
この動きを良くするのが横隔膜ストレッチです。
横隔膜ストレッチを始めると、横隔膜の動きが良くなります。
それによって、呼吸を深く行うことができるようになり、基礎代謝が良くなります。
代謝が上がると、体脂肪も燃えやすくなり、ダイエットに良いです。
また、酸素を多く取り込めるので、疲れにくい体にもなります。
呼吸は腹筋も使って行うので、ストレッチによって腹筋も使い、ウエストが細くなることもあります。
さらには、ストレッチをするので、肩こりが解消できます。
横隔膜ストレッチの行い方
・横隔膜を柔らかくする
背筋を伸ばした状態で、両手の指のはらを、肋骨の下に当てます。
息をゆっくり吐きながら、指先をさらに押し込みます。
この状態を10秒維持し、手を離して、息をゆっくり吐きます。
この動作を4回から5回繰り返します。
ポイントとしては、息を大きく吸い込みゆっくり長く吐くことであり、これによって横隔膜を使ってストレッチできるのです。
・横隔膜を伸ばす
うつぶせになって体をそらす動きによって、ゆっくりと横隔膜を伸ばします。
うつぶせになり、手をついて背中を反らしていきます。
出来るところまで体をそらしたら、みぞおちを前に出すようにして、体を反らします。
この状態まで体を反らしたら、10秒間維持します。
一連の動作を3回繰り返すと、終了です。
ただし、腰痛のある人は痛みを酷くするので、行わない方が良いです。
・仰向け横隔膜ストレッチ
拳1つぐらい間隔を開けて、正座します。
そのままの状態で、ゆっくりと上半身を後ろに倒し、足を曲げたまま仰向けになります。
その状態になったら、深呼吸を5回行います。
ポイントは、背中を大きくそらして仰向けになるということです。
眠る前などに行うと良いでしょう。
しかし体の硬い方は、この体勢をすると痛みがあり辛いかもしれません。
そのような場合は、足を曲げずにそのまま仰向けになり、背中の後ろに丸めた毛布などを入れると、同じようにストレッチ出来ます。
横隔膜ストレッチは、どの運動でも、起床時、お風呂に入ったとき、就寝時と、これらの時間に行うと効果的です。
朝は体の筋肉が固まっており横隔膜をほぐす効果があり、夜は呼吸が浅くなるので、呼吸を深くして、次の日に疲れを残しにくく出来ます。