柿の葉茶のチカラ

健康にいいとされるお茶、その中でも注目されているのが「柿の葉茶」

世界から緑茶の健康成分が注目され、口の中をスッキリさせてくれてビタミンも豊富という事で、緑茶は世界に知られるようになっています。
現代っ子と呼ばれる若い世代も、お茶はペットボトル飲料で毎日飲むという人も多く、食後に熱いお茶を飲むという習慣が少なくなったといわれても、やはりお茶は日本人になくてはならない飲み物です。

お茶の中でも特に最近注目されているのが、「柿の葉茶」です。
柿の葉のお茶は、古くから飲まれており、健康にいい効果があるとされ、高齢の方などは毎日飲むという方も多いのですが、この柿の葉茶は、美容にも高い効果が期待できるらしいと広まり、若い世代からも注目されているのです。

柿の葉茶にはどのような成分が含まれているのだろう

柿が赤くなれば医者が青くなるなどという事も言われるほど、柿は栄養価が非常に高い果物です。
地域によってですが、古くから柿の葉は抗菌効果があるとされお寿司に利用されたり、柿の葉をお風呂に入れる等、親しまれてきました。

柿の葉にはどのような成分が含まれているのかというと、タンニン、ビタミンC、ルチン、ポリフェノール、カリウム、葉酸などです。
特にビタミンCとタンニンが豊富で、ビタミンCは緑茶の20倍、レモンの10倍から20倍ほどのビタミンCが含まれています。

ビタミンCには、美白効果、シミやニキビなどの予防効果、さらに喫煙されている方には、ビタミンを補給するための効果などが期待されますが、このほか、柿の葉茶にはプロビタミンCが含まれており、このプロビタミンCは熱に強くお茶として飲んでも効率よく吸収されるため、柿の葉茶はビタミン補給に適しているといわれているのです。

柿の渋みの成分、タンニンが実に豊富な柿の葉茶

柿は渋さを感じるものもありますが、この渋い味がタンニンで、柿のタンニンはカキタンニンと呼ばれています。
口に入れるととんでもなく渋い柿がありますが、柿が熟すと医者いらずといわれたように、カキタンニンは様々な効果を持っているといわれています。

期待できる効果としては、血圧降下、抗酸化作用、脂肪分解作用、さらに消臭効果、下痢止め、二日酔いの症状の緩和など、いずれも現代人に必要な栄養素と感じます。
但し、便を硬くする、鉄分の吸収を阻害してしまう可能性がある、胃粘膜を刺激するため胃が弱い人が飲むよくない、など、よい効果が高いからこそ、逆にデメリットもあるのが柿渋茶といえそうです。
ただこれも過剰摂取しなければ大丈夫という事なので、1日どのくらいの量を飲めば健康に役立つお茶となるのか、しっかり柿の葉茶の飲み方を理解して利用してほしいです。

柿の葉茶はこんな効果も期待できる

タンニンは脂肪分解、脂肪吸収抑制の効果があるので、ダイエット効果があるとされていますし、利尿作用を持つカリウムが豊富なので、むくみ予防としても効果が期待できます。
ビタミンCが豊富なので風邪が流行する季節には予防策として飲んでおきたいですし、勿論、強い抗酸化作用がありますので、美肌、美白にも効果が期待できるのです。

柿の葉茶を生活の中にうまく取り入れていけば、健康にも美容にも利用できる手軽なサポート的なお茶として効果を期待できそうです。