妊活に最適!骨盤エクササイズとは?

妊活を行う女性が多くなっている現代

結婚しない女性が多い、結婚にこだわらない女性が増えているといわれていますが、女性の多くが、子どもは欲しいと考えているといいます。
現代、不妊に苦しむ女性は非常に多く、妊娠という事についてしっかり考えなければならない時代なのだと感じます。

著名な女性お笑い芸人さんが妊活するために休業し、見事お子さんを授かり、現在子育てに奮闘、仕事も意欲的で輝いている姿をテレビで見ることができますが、この方が妊活宣言をされてから、妊活が不妊やこれから子供を授かりたいと思っている方々に重要な事なのだという気持ちを抱かせてくれたのではないかと感じます。

妊娠、出産は女性にとって命を懸けて行う人生の中の重要な出来事です。
この女性しかできない素晴らしい妊娠、出産という大きなイベントを感慨深い充実感あるものにするために、ご夫婦で妊娠、子供を授かるということを話し合い、お子さんが生まれる事へのライフプランを考える方も多くなっていると思います。

しかしまず、女性の母体という面を深く考えてほしいのです。
健康的な妊娠のためにできること、バランスのいい食生活、リズム良い生活、禁煙をするとか・・・色々な事がありますが、妊娠の際に深くかかわる骨盤底の筋肉「骨盤底筋群」についても知識を持っておくべきです。

骨盤底筋群とはどのような筋肉なのか

骨盤底筋群という筋肉は、子宮、膀胱を支える働きがあり、また肛門や尿道、膣を引き締めるなどの働きを持っています。
妊娠し次第に赤ちゃんは成長していくのですが、羊水、胎盤、そして胎児が共に成長していくため、母体にはかなりの負荷がかかります。
この時その重さを受け止め、出産する際にはうまくコントロールしながら赤ちゃんを出口に担うという重要な働きを持っています。

骨盤の一番底に存在し、底が抜けているバケツのようなイメージで、骨はありません。
底の部分が骨盤底筋群で、赤ちゃんが生まれる時にはこの部分が薄く伸びていき、赤ちゃんが誕生する出口を作ります。
赤ちゃんが誕生すれば即座に子宮、膀胱、さらに直腸などを支えていくために縮み始めます。

よく出産後、尿漏れなどに悩む方がいますが、これは出産する時に骨盤底筋群の組織が損傷し、そのころから尿漏れなどの症状が出てきます。
こうしたことにならないように、これから妊娠したいと思っている方は、妊活で日常生活の様々な事に気を使う一方、骨盤底筋群の強化を行う事がのぞまれます。

骨盤底筋群のエクササイズはそれほど難しくありません

椅子に小さくたたんだハンカチを2つ並べます。
この時、自分が座る方向で坐骨にあたる部分にハンカチを並べて、そこにあたるように、ハンカチの上に座ります。

背筋を伸ばして骨盤を立てるような気持ちで自然に呼吸します。
この姿勢に慣れてきたら、ハンカチに乗っている左右の骨盤を真ん中に向けて寄せるようなイメージで骨盤をぎゅっと締めます。
肛門に力を入れてぎゅっとすぼめるようなイメージで行うとうまくいきます。
息を吸いながら準備し、息を吐きながら寄せていくという運動を3回ほど行います。

今度はその1枚をとり、片方の骨盤をハンカチの上にあてるように座り、背筋を伸ばして座ります。
右の坐骨にハンカチがある場合、左の坐骨を真っすぐ右の方にそろえるように上にあげていき、左右の高さを揃えます。

息を吸い込んで準備、吐いて左の坐骨をあげて、吸いながら降ろすという繰り返しを3回行います。
こうした運動を継続的におこなう事で、骨盤底筋群を鍛える効果が期待できるのです。