「AGEs」を抑える食生活でアンチエイジング
体を老化させてしまうAGEs
世の中には、いろいろな言葉が出てくるため、なかなか覚えられないようなこともあるでしょう。
しかし、これは覚えておいたほうがいいというものも、いくつも出てきます。
その中でもAGEsは、日本語で言うところの糖化最終生産物という意味があります。
なんだか意味が分からないと思うのも当然で、これだけで理解することができるのであれば、何ら心配はいりません。
人間の体は、様々なものを摂取し、それを栄養としています。
食べたものは消化し、吸収したものが代謝しながら化学反応起こしていると考えると、神秘的に感じることもあるでしょう。
その中で、糖化という反応があります。
糖化は、体の中でたんぱく質と糖が結びつき反応することで、その最終産物が糖化最終生産物AGEsなのです。
このAGEsの何が問題かといえば、分解されにくい物質になってしまっており、老化物質として注目されるようになったからです。
なぜ、このAGEsが注目されるようになったのかといえば、蓄積してしまうからです。
分解できないものは、人間は排出していくことになりますが、それどころか体に残り、肌や髪の毛のほか、さまざまな場所で老化の原因を作ってしまいます。
もしも、老化を止めたいとするのであれば、このAGEsをコントロールすることなのですが、人間の体はたんぱく質でできている以上、どうしても生成してしまうことになるのです。
それでも、どこかでコントロールすることができれば、アンチエイジングすることができるといえるでしょう。
AGEsを抑えるために必要なこと
問題は、AGEsを生産させないのではなく、抑えることにあります。
ベジタブルファーストや食べる順ダイエットといった方法が、血糖値のコントロールができるとして注目されました。
実はこの方法が、AGEsにも効果があるのです。
野菜を先に食べていくということは、血糖値の上昇を抑え、糖質の吸収を下げます。
つまり、AGEsが作られない環境を整備することができるのです。
基本として炭水化物を後回しにするだけでも、効果を期待することができます。
もう一つ大事なことが、腹八分目にとどめるということでしょう。
お腹いっぱいに食べるということは、血液中に糖質がたくさん流れていくことになります。
当然AGEsも作られてしまうことになるのですから、ある程度に抑えることが重要になるのです。
軽い運動をするということも重要で、食後1時間以内に動き出すと血糖値の上昇を抑えることができます。
20分から30分歩くことができるように、習慣づけておくといいでしょう。
ただし、強度の高い運動は血糖値を上げてしまいますので逆効果になることを覚えておくことが大切です。