バレトン
アメリカ生まれのフィットネス
アメリカの社会というところは、ダイエットだけではなく、自分のボディコントロールは自己責任の範疇であるととらえます。
太ることも自己責任ですが、体を絞り込むことも自己の責任において行わなければいけないと考えられているのです。
そのため、運動をするためにジムに通い、自分の体型を作り上げることは日常のプログラムにすぎません。
特にニューヨークなどで顕著なのは、そういった自己管理ができない人間は、仕事ができないとみなす風潮もあるからです。
日本人から見ると、驚くほど熱心なのも、自己の管理を絶やさない努力であるともいえるでしょう。
そんなニューヨークで生まれたのが、バレトンです。
バレエを中心に筋肉を鍛えていく
バレトンは、バレエと身体の筋肉を整えるという言葉の造語で、まだまだ新しい運動になります。
バレエダンサーが作り上げたプログラムで、美しい体を作るためにどうするのか、合理的に考えていくのです。
日本にも2007年ごろから入り始め、かなり広まり始めました。
バレエというと、非常に激しい運動で、体にきついというイメージがあります。
しかし、バレトンは、強引に運動強度を上げるものではありません。
関節に対して強い衝撃を与えたりせずに、できるだけだれでもできるように改良されたプログラムなのです。
バレトンを支える3つのプログラム
3つの種類があるのも、バレトンの特徴になっています。
ソール・シンセシスは、バレエに対して、フィットネスとヨガを融合したものです。
新しい感覚でできるフィットネスで、他には比べるものがほとんどありません。
スタンディング・フローは、バレエを主としているエクササイズです。
精神的に集中も欠かせないため、精神とボディの両面を鍛えることができます。
センター・ムーブスは、カーディオパートをプラスしたエクササイズです。
体を鍛えながら柔軟性のある体を
バレトンは、筋肉を鍛えることもしますし、もっとうちにある代謝をアップさせることもできます。
全身をリラックスさせることもできるため、体に無理をさせながら行うエクササイズとは一線を画すものだといえるでしょう。
基本として素足で行うことによって、人間の持つ感覚に目覚めさせます。
さらに、足の親指の下と小指の下、かかとの三点に均等に力を掛けて重心を作ることによって、正しいバランスを作り出すことができます。
これによって、背骨がしっかりと軸となるため、バランスの優れた状態を作ることができるのです。
まだ新しいトレーニングではありますが、ボディラインを引き締めながらも柔軟性のある体を作り出すことができます。
体幹も鍛えることができるため、正しい姿勢を維持することもできるようになるため、新陳代謝も正しい方向に導けるのです。