美脚トレーニングで「ロコモ」予防

メタボリックだけではなくロコモティブシンドロームの怖さ

メタボリックシンドロームの危険性とともに、ロコモことロコモティブシンドロームも注目を集めるようになりました。
まだ聞きなれない部分もあるロコモですが、実は非常に重い症状を抱えることになる前兆といえるのです。

骨や関節、筋肉が弱くなってしまうことで、だんだんと自立した生活ができなくなって行ってしまうことは容易に想像することができるでしょう。
寝たきりになってしまったり、要介護になってしまったりする状態です。
この危険性が高い状態をロコモと呼んでいます。

身体運動にかかわってくる、骨、筋肉、関節、神経などを総称して運動器と呼びますが、これらはすべて連携して働いていることが特徴です。
これらは、どれ一つをとっても、描ければ運動機能を失ってしまうことになるでしょう。
障害を受ける際にも、同時になってしまう可能性もある機能でもあるのです。

そのため、ロコモの考え方としては、運動器を一つの塊としてとらえています。

習慣づけることが重要

ロコモやメタボは、直接的に影響はなくても、どんどんと悪い方向へといってしまうことが問題です。
特にロコモの場合には、運動器が低下することにより、日常生活のバランスも崩してしまうことになるでしょう。
これが転倒し骨折につながったりすることになるのですから、予防して行かなければいけません。

ロコモの予防ということでは、若いうちから運動習慣をつけていくことがポイントとなるでしょう。
どうしても高齢者の問題としてとらえられがちですが、それが大きな間違いです。
いきなり筋力などを付けたいと思っても付けられないように、若いうちから運動をすることで、関節の負担などを下げ、機能の減少を緩やかにしていくことができます。

鍛え方はいたって簡単

ロコモと足回りということは、非常に重要な関係があります。
人間は歩くことができなくなると、あっという間に衰えがやってくるのです。
チェックポイントとしては美しい足になっているのかどうかということになるでしょう。

足が細いとかそういったことが美脚ではありません。
O脚になっていたりしないか、そのチェックをしていくことが重要なのです。

O脚が悪化して着たりするのは、股関節内の内転筋の衰えがあり、重心が外側に移動してしまうから悪化してしまいます。
美しい足を維持することが、ロコモを防止し負担を軽減することにつながるのですから、内転筋を鍛えていくことは大きなポイントになるといえるでしょう。

内転筋を鍛える運動はいろいろとありますが、ボールを使った方法が簡単です。
方法としては、ももで挟んで、5秒間押しつぶすということを20回繰り返すだけの方法で、足を上げたりする必要もありません。
ただこれを繰り返すだけで、強化していくことができるのです。

美脚を作るということは、健康に過ごすためにも重要な意味があります。
ロコモになったりしないように、意識して過ごしてみてはいかがでしょうか。