バランスボールを使ったストレッチ方法

バランスボールで気持ちよくぐぐーっと体を伸ばしましょう

パソコン、家事、育児、ふと気が付くと体が縮こまっているなと感じることが多くないでしょうか。
現代人は生活が便利になったことで体を動かすという事が少なくなり、特に仕事でデスクワークをされている方は、パソコン、文字を書くなどの動作が手を前に、体を縮めているような感覚で作業されているため、猫背になったり、骨が常に同じ状態で凝り固まってしまったり・・・肩こりや腰痛などの原因となる事も少なくありません。

ジムに通うというのも面倒だし、入会金や月会費などかなり費用がかかる、それに通う時間ももったいない、と思う方も多く、運動というと出勤、帰宅の時に一駅分歩くということでも頑張っている方・・・というくらい、運動をしなくなっています。

無理に運動しろとはいいませんし、正直運動する時間を持てないという方も多いと思います。
そんな時、活用してほしいのがバランスボールなんです。
安く手に入るし、自宅でもどこでも活用できる、非常に便利なストレッチグッズです。

体を大きく伸ばせるストレッチ効果の高いバランスボール

背中を大きくそらせたり、腕をぐっと上に伸ばしたり、こうしたストレッチ、普段行っているという人は少なく、ほぼ、毎日同じ姿勢で仕事をしているという人が多いでしょう。
バランスボールは、普段伸ばす事のない筋肉や骨をきれいに別方向に伸ばしてくれます。

仕事をしている方の多くが、普段背中を丸める方向の作業が多いです。
そのため、背中を大きく反ると痛い・・・と思うくらいに全く伸ばせない方もいます。
バランスボールがあるとバランスボールに体を任せたままに、背中をしっかり伸ばす事が出来、腕も気持ちよく上に持ち上げ、楽にストレッチできるのです。

バランスボールで行うこうしたストレッチは、スタティックストレッチというもので、筋肉、腱をしっかり、ゆっくり伸ばすという運動になります。
相反性神経支配を利用するダイナミックストレッチという方法もありますが、スタティックストレッチは自宅でもどこでもバランスボールがあればのんびりとできるストレッチです。

バランスボールで行うストレッチの効果

バランスボールで行うストレッチの効果は様々なものがありますが、スポーツについては関節可動域を大きくすることで、怪我の予防効果が高くなるという事、また酸素を取り込みながらストレッチを行う際、身体の状態確認などもできます。

アスリート以外、一般の皆さんがこのバランスボールを利用したストレッチを行う事で、肩こりや腰痛の軽減、姿勢をよくするなど、日常生活に支障がある症状や状態の改善が期待できます。

バランスボールの弾力、高さ、幅、転がりなどを利用し多彩な運動ができる

バランスボールの魅力は、弾力やバランスボールの高さ、幅、転がりなどを利用し、多くの運動ができるという点です。
弾力を利用する事で、ソフトに体を伸ばすという事が出来ますし、高さや幅を利用する事で、立体的な動きのある柔軟性を持たせたストレッチができます。

転がしながら行う事で、伸ばしにくい場所を無理せず、負担をあまりかけずに十分伸ばすという事もできます。
普段伸びていない部分が気持ちよく伸びていくのを、バランスボールに寝そべりながら感じる事が出来るので、自分でもストレッチしているという事を実感できます。

バランスボールを利用してストレッチしてみよう

胸の筋肉を伸ばすストレッチは、バランスボールの上に腕を曲げた状態でのせて、前に転がすようにして行います。
前方向に深く倒せばより大きく伸ばすことができますが、初めての方は少しずつ行うといいでしょう。

バランスボールの上にあおむけに寝て腕を上に伸ばし、少しずつ頭方向、足方向に交互に転がすことで、背中の筋肉を大きく伸ばし、また胸の筋肉、大胸筋も広げる事が出来ます。
普段背を丸めて作業する方も多いので、このストレッチを毎日行う事で肩こりの改善などの効果が期待できます。