子供の肥満について

子供の肥満が問題が多い

かつては子供が食べるものに困っていたような時代がありましたが、戦後経済が復興するにしたがって、特に食糧事情が改善されて、子供は好きなものをたくさん食べられるような時代になりました。
しかし、その結果、子供が肥満になってしまうケースが増えています。
大人の場合は太っていることはマイナスになってしまうと考えている方は多いです。

しかし、子供の場合はむしろ痩せているよりも太っている方がいいのではないかと考えている親は多いです。
その結果、子供が肥満になったとしても、特に対処をせずに放置している親は多いです。
子供が肥満になることには問題があるのでしょうか。

実際には、子供が肥満になることによって、さまざまな問題点があることが分かっています。
それは健康上の理由だけではなくて、学校内での同級生との関係性において問題となるケースもあります。

肥満によって生じる問題点

まず、基本的に現代は痩せている方が良いという風潮が大人だけではなく、子供の間でも根強いです。
洋服も基本的には痩せている人を基準にして作られています。
そのため、子供が肥満になってしまうと、着られる洋服がなくて困ってしまいます。

また、肥満になると運動面ではかなりのハンデとなってしまいます。
そもそも、運動をすることが困難になってしまい、運動が嫌いになる肥満の子供は多いです。
その結果として、大人になっても体を動かすことを嫌いになってしまい、それが健康に影響を与えることは多いです。

肥満であることによって、子供が周りのクラスメイトからバカにされたり、いじめの対象となってしまうこともあるでしょう。
色々な場面において劣等感を植え付けられてしまい、それによってさらに肥満の状態が維持されてしまうこともあります。

また、最近は子供が生活習慣病にかかってしまうことが問題視されています。
かつては成人にしか見られない症状だったために成人病と呼ばれていた高血圧や糖尿病といった病気が子供でもかかるケースが増えています。
子供が肥満の状態を維持して、それによって生活習慣病になってしまえば、かなり苦しいハンデを背負ってしまうことになります。

もちろん、子供に無理なダイエットをさせることはいけないのですが、かといってあまりにも好きなものをたくさん食べさせるのも問題です。
おやつの量や時間を制限したり、運動をさせるようにしましょう。
規則正しい生活を送らせるようにすることで、肥満を解消できるようになります。

先進国の間では子供が肥満になってしまうことが社会問題となっています。
日本でも1割の子供が肥満か肥満の恐れがある子供だと考えられています。
子供の時に肥満だと、それが大人になっても継続してしまうことが多いのです。

子供の頃から規則正しい生活をして、自制心をつけることを教えるのは大切です。